awsとec2の違いや関係性とは?pingで監視するツールには何があるのか

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Amazonのネットショップで注文したら翌日には自宅に品物が届いた!驚いた!という経験をした方は多いのではないでしょうか。巨大な物流網を背景に成長してきたAmazonですが、現在ではクラウド上に強力なプラットフォームを構える巨大テクノロジー企業の側面も大きくなっています。

プラットフォームであるAWSや仮想サーバー構築サービスのEC2、ping監視を容易に可能にするCloud Watchなどに触れながら、監視ツール選びについて見ていきましょう。

AWSやEC2って何?

AWS(Amazon Web Services)はAmazonが提供している200以上のクラウドサービスを統括するプラットフォームのことで、コンピューティングやストレージ、データベースなどのインフラ系から機械学習やAI、IoTなどの最新テクノロジーまで様々なものが含まれています。

EC2(Amazon Elastic Compute Cloud)もそんなサービス群のうちの一つで、AWS上に仮想サーバーを構築して自由に利用できるようにしてくれるクラウドサービスです(仮想化とクラウド化は厳密に言えば違うのですが、この記事では仮想化に統一しています)。

EC2は初期費用が必要ないことも魅力で、AWSの他サービスと連携することで拡張性にも優れています。EC2では、インスタンスという単位でサーバー環境を構築できるのですが、このインスタンスを複数使って様々な用途に応じて柔軟かつスピーディなサーバー運用をすることができます。

必然的にEC2では複数のインスタンスを管理する場面が多くなるわけですが、それらがちゃんと動いてくれているか人の目でチェックするのは大変ですよね。そこで監視ツールが必要になります。

ping監視ってどういうこと?

監視と言っても様々なものがあります。

その中でも最も基本的な、正常に稼働しているかをチェックするのがpingコマンドを用いた死活監視です。

トランシーバーで相手に呼び掛けて、応答がなければ故障を疑いますよね。死活監視もこれと似ていて、指定したサーバーのアドレスにpingを送信し、サーバーからの応答の有無で動作確認をするわけです。単純な作業ですが、複数を対象にして定期的に確認する必要があります。

これらを自動化してくれるのが監視ツールです。AWSにもCloud Watchという監視ツールが用意されていて、限定的な機能なら無料で利用できます。扱うサーバーの数や規模にもよりますが、ping監視ならば無料の範囲で十分なことも多いので、まずはこのAmazon公式ツールで監視とはどういうものか試してみるのが良いでしょう。

⇒awsの監視の基本は用途に応じた監視ツールを導入すること

その他の監視には何がある?

pingを用いた死活監視の他にもいくつかの監視手法があり、それぞれ測定できる範囲やレベルも違っています。トラフィック監視では、通信回線上に流れる時間当たりのデータ量(トラフィック)を測定します。トラフィックの急激な増減などの異常がないかを検知し、トラブルの前兆を発見することができます。

また設備の増強などを検討する材料にもなります。パフォーマンス監視では、サーバーやネットワーク機器などのITインフラの状態を示す値を可視化・分析します。例えばサーバーならCPUやメモリ、ディスクの使用率などのリソース使用状況がそれにあたります。

より高い精度で必要に応じて最適化していくことが可能となります。これら全てを1つのツールにまとめてしまおうというのが統合監視です。高性能な分だけ費用も高くなります。オープンソースのツールもありますが、開発者向けといった側面が強く、素人では容易に扱えません。

Cloud Watchの有用性と限界は?

監視ツールは沢山あって、料金体系から監視可能な範囲、得意不得意などもバラバラです。用途や目的に見合ったものを選ぶ必要があるのですが、いきなり高機能なものを導入しても持て余しては意味がありませんし、無料ツールで使用感を見てみようという方も多いでしょう。

AWS EC2に仮想サーバーを構築したなら同じAmazonのCloud Watchが最も簡単に使ってみることができる監視ツールであることは間違いないでしょう。

無料から利用可能で、簡単なping監視なら2ステップでアラート設定まで行えます。その他の機能も充実していてかなり優秀な監視ツールと言えるでしょう。しかし監視頻度や機能を増やしていけば無料範囲ではすぐに物足りなくなってしまうかもしれません。

また、EC2ならCloud Watchと言いましたが、他のプラットフォームでも利用したい、または既に利用しているという場合には、Cloud Watch以外の無料ツールや有料ツールも有力な候補に挙がってきます。

監視ツールはどうやって選ぶ?

Cloud WatchはAWSに最適化された監視ツールであり、他サービスとの連携を軸に検討した場合には必ずしも最適とは言えません。では、他の監視ツールではどういった点に注目して見ていけば良いのでしょうか。

まずは気になる料金体系?

完全無料のツールから一部機能や一定のトライアル期間を設けての無料、そこからプランや使用量に応じて料金体系は様々です。高額な有料プランを検討する段階では資料請求してみてビックリなんてこともあるかもしれませんね。

監視範囲やレベルは適切?目的や用途に応じた監視ツールを選ぶことが重要です。ツールを用いて何をどれだけ監視したいのか、まずそこを明確に把握することが適切なツール選びの近道でしょう。監視範囲やレベルを広げていけばサーバーにかかる負荷も増大してしまいます。

金銭的にもサーバー負荷的にも監視が必要な対象を見極めることが重要と言えます。

導入や運用は簡単?無料ツールにはまともに監視を開始するにも苦労するようなものもあります。機能開発や細かい設定が可能だけれど、要求される知識や経験のハードルが高くて全然分からないなんてこともしばしば。インターフェースはシンプルか、直感的に操作性できるかといった点を重視するなら自然と選択肢は絞られてきます。

可視化機能はある?簡単なping監視なら結果が返ってくれば十分ですが、パフォーマンスを監視して運用に役立てたいならグラフなどで分かりやすく見えることも重要になってくるかもしれません。日本語対応は?ツールを利用するだけなら英語でも大丈夫かもしれません。

しかし監視ツールという特性上、不測の事態にサポートがどうしても必要となるケースも想定されます。商用利用なら日本語対応の有無も大切です。

⇒awsサービスのdynamodbにおける適切な監視方法

仮想サーバーを構築して監視ツールを使ってみよう!

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AWS EC2で仮想サーバーを構築するならまずはCloud Watchを使ってみれば間違いないでしょう。

他の環境で仮想サーバーを作ったり、既に持っていたりするならば、用途や目的に応じた監視ツールを選ぶところから始めるのも良いでしょう。そして実際に使用してみましょう。監視ツールで適切に管理することはサーバー運用の必須科目です。

始めてみることはきっとあなたの将来に繋がるでしょう。